ローソク足はテクニカル分析の基本と呼ばれ、過去の株価などの値動きから今後の市場の動きを予想する手法の一つの事です。

長方形の部分が｢実体｣と呼び、上下に伸びる線を｢ヒゲ｣と言います。ローソク足の実体の上に付いた線が｢上ヒゲ｣、下に付いた線が｢下ヒゲ｣です。

株価の｢始値｣｢高値｣｢安値｣｢終値｣を一つのローソクで表します。ローソク足には単位期間を決めて、単位期間中の初めの値段を｢始値｣、最後に付いた値段を｢終値｣、最も高い値段を｢高値｣、最も安い値段を｢安値｣の4種類の値段(四本値)を使って一本の棒状の図形に作成し、時系列に沿って株価の変動をグラフとして表したものを｢ローソク足チャート｣と呼ぶ事もあり、見たことがある方も多いかもしれませんね。

※画像はトレード200の｢ローソク足チャート解説｣のものを利用しています。

ローソク足は予想する対象の価値が上昇した時に陽線、価値が下降した時に陰線の2種類が表示されます。値動きが上昇する事から陰線は赤か白、値動きが下降する時は陰線は青か黒で表示されるのです。

大きく分けてローソク足は陽線と陰線の2つに分ける事ができますが、｢陰線だから絶対に上がる｣と言う訳ではありません。それぞれで形状や名称があり同じ形でも意味が違うため、ローソク足を見ながらの取引を行う際は色や動きに注意してください。

トレーダーと呼ばれる投資家の多くは様々な戦略を取引に使用して利益を出しています。その中で最も利用されている戦略がこのローソク足で、チャートに表示される過去の値動きを確認しつつ、今後のチャートを予想するテクニカル分析と呼ばれる方法です。

ローソクの形からでも今後の相場の動きを予想する事もできるので、ローソク足の基本的な部分は覚えていて決して損にはならないでしょう。